SS総合会計の「SS」は、スピリットとシステムを意味し、人(スピリット)も数字(システム)も大事にし、顧問先企業の物心の幸福に貢献し永続的繁栄を実現することを理念としています。
元々「SS」は先代鈴木眞一のイニシャルで付けた名前でした。顧問先の企業さまの経営を支援するにあたり、数字は大事、数字は嘘をつかない、結果は数字でしか判断できない。こういった数字に対する強いこだわりをもって支援してきました。
一方で、最近では会計事務所の仕事は価値が無いと言われてしまっているという声も聞きます。
実は事情は複雑で、顧問先企業からは経営がよくなることを求められ、価値を求められています。
我々も付加価値として経営会議や、理念を大事にすることを加えていきました。
とくに私の代では「人」を大事にすることに重きを置き、付加価値を提供しています。
ただ、結局、検証するのは数字となり、会計事務所は正確に経営に生かせる数字を見ながら、なおかつ税務にも耐えうるものを作っていくことが前提となります。
つまり、経営支援とは基本に数字があり、その上でいかに経営に貢献できる付加価値を提供できるかが重要となります。その為、会計事務所にしかできないことだと考えています。
この考えからSS総合会計の「SS」をスピリット&システムに改め、顧問先企業の物心の幸福に貢献という企業理念を掲げ、この理念を起点にすべてのサービス展開をしていくと決めました。
SS総合会計では従業員に対して、安心、成長、承認が重要と考えています。
例えば、パートさんが法人税の申告書を作ることができます。それは型(マニュアル)があるからで、徹底してマニュアルをつくるようにしています。そのマニュアルは絶えず更新されていき、より良くなっていっています。
一般的に「マニュアル=人を縛るもの」と思われていますが、SS総合会計では「マニュアル=夢を実現するツール、成長させるツール」と考えています。
型があるから安心する。型があれば、どうすれば良いのかがわかるから。型を作り、できている、できていないを明確にすることで、評価とフィードバックができるようになります。それにより成長につながっていくと考えています。
よく、パートさんだから、いいよいいよで済ませてしまう。という話を聞きます。
それは最終的に所長が尻拭いするからという考えからだと思いますが、それでは、成長につながりません。
課題が常にあり、成長できる環境を提供し、できていたら承認「ありがとう」って言ってもらえる環境が従業員に対して、安心、成長、承認につながると考えています。
一生懸命やる人がバカを見ない環境にしたいと考えていて、それはパートさんも同じ。ただ、一番大事にしているのは家庭と両立なので、残業を絶対にさせない。子供の病気があったら優先させて帰す。そういうことを徹底してやっています。人は自己実現欲求があるから成長したいと思っています。だから成長させたいし、決算書ができるようになって欲しいと考えています。
正確に、手早く出せる体重計が会計ソフトの役割と考えています。例えば、ダイエットをしたいときに、何キロになりたいのか。今から何キロ減らしたいのかを決めて行うとします。ダイエット期間中に日々、現状の体重が何キロなのかを正確に把握することで、うまくいっているのかがわかります。
しかしながらその体重計が現状の体重を表示するまでに数日かかる体重計だとしたらどうでしょう?
うまくいっているのかがわからず、実は順調に体重は減っているのにも関わらず無理なダイエットをしてしまい、体調を崩してしまうこともありえてしまいます。
体重がなかなか減らない場合でも、実は体脂肪率が減っているが、筋肉が付いたことで表面的な数字の変化が分からないという事もあります。会計でも同じことで正確な数字をすぐに把握できる必要がありますし、その数字の内訳を簡単にドリルダウンして確認する必要があります。
会計事務所は現状の数字を正確に把握し、今後の計画を立てるのも仕事の1つです。その為には、正確な数字をすぐに確認でき、その詳細を簡単に確認できる道具が必要不可欠です。
もちろん、それは当たり前とお思いでしょうけど、クラウド系の会計ソフトは数字が表示されるまでに時間が掛かっているのも事実です。これはソフトウェアメーカーの今後の努力を期待したいです。
グラフなどの機能を充実して頂くのはありがたいのですが、数字の内訳をすぐに確認できるような仕組みの方が道具としては助かると思っています。出てきた数字に対して、その場でドリルダウンをし、この数字の根拠はこれです。というように1つ1つ証明をし、検証していかなければなりません。
そうすることで、初めてダイエットが順調に進んでいるのかを根拠をもって説明することができるからです。
ビズソフトさんのインタビューだからではないのですが、会計事務所が出す数字は、細かく、正しいデータが集約されていますということが前提で顧問先への安心材料となります。1円たりともちゃんと見られるようにする、しかも簡単に。それがとても重要で、しかも早く、とにかく早く、3万仕訳くらいサクサク動く。それがツカエル会計だったので、利用させて頂いています。