取引入力 > A0182 少額特例を適用した仕訳を入力したい。
A0182
少額特例を適用した仕訳を入力したい。
回答
税込1万円未満の課税仕入の仕訳を入力する際、経過措置に関する税区分(「課仕80控」など)を選択すると、経過措置を適用しない税区分(「課対仕入」など)に変更されるように設定できます。
メモ
インボイス制度の少額特例とは、税込1万円未満の課税仕入取引について、インボイスの保存がなくとも一定の事項を記載した帳簿の保存のみで仕入税額控除ができる特例制度です。(適用の条件等は国税庁のホームページを参照してください。)
注意
少額特例の適用を受けることができるかどうか、その取引が少額特例に該当するかどうかについては、税理士や税務署などに確認してください。
詳細
設定は[消費税設定]ダイアログで行います。
手順
- ナビゲーションバーの分類[導入]から、[消費税関連の設定]ボタンをクリックします。
- [消費税設定]ダイアログが表示されるので、[業者区分]で[課税]、[課税方式]で[本則課税]を選択します。
- [詳細確認]ボタンをクリックします。
- [設定]ダイアログが表示されるので、[少額特例を適用する]にチェックを付けます。
メモ
仕訳入力時には、少額特例を適用するかどうか確認するダイアログが表示されます。
この確認が不要な場合は、[確定時に、少額特例を適用するかどうかの確認を行う]のチェックを外します。
- [OK]ボタンをクリックして[設定]ダイアログを閉じます。
- [OK]ボタンをクリックして[消費税設定]ダイアログを閉じます。
入力済みの仕訳に少額特例を適用する場合
設定を有効にする前に入力した仕訳は、[一括仕訳置換]ウィンドウで税区分を一括置換することができます。
手順
- ナビゲーションバーの分類[メニュー]から、[帳簿・伝票]→[一括仕訳置換]をクリックします。
- [一括仕訳置換]ウィンドウが表示されるので、コマンドバーの[置換設定]ボタンをクリックします。
- [置換設定]ダイアログが表示されるので、[置換する項目]で「少額特例の補正」を選択して、適格請求書発行事業者となる登録日を入力します。
メモ
登録日が現在開いている会計データの年度より前の場合、期首日を入力してください。
- [置換プレビュー]ボタンをクリックします。
- 表示されたプレビューを確認します。
変更される項目が太字で表示され、赤いチェックが付きます。
置換しない仕訳がある場合はチェックをはずしてください。
- コマンドバーの[登録]ボタンをクリックします。
- 確認のメッセージが表示されるので、[はい]ボタンをクリックします。
- 置換が終了したことを知らせるメッセージが表示されるので、[OK]ボタンをクリックします。
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