一括償却資産に関する減価償却費の計算や、仕訳作成は自動で行うことができます。
自動で行うには、コマンドバーの[固定資産設定]ボタンをクリックし、表示された[固定資産設定]ダイアログの[減価償却費の自動計算及び仕訳作成の対象とする]にチェックを付けます。
[減価償却費の自動計算及び仕訳作成の対象とする]にチェックを付けていない場合は、一括償却資産に関する減価償却費の計算や仕訳の作成は、手動で行う必要があります。
この場合のみ、[一括償却資産]ダイアログを表示できます。
[一括償却資産]ダイアログでは、一括償却資産の償却費の合計残高などを、会計期間ごとに入力して管理できます。ダイアログには、複数の会計期間の償却費が表示されるので、会計期間ごとの推移をひとめで確認できます。
メモ:一括償却資産を次年度に移行する
会計データの次年度更新の際には、償却費の累計額のみが移行されます。
[一括償却資産]ダイアログを表示するには、[固定資産管理]ウィンドウのコマンドバーで[一括償却資産]ボタンをクリックします。
            
        
メモ:「個人/兼業」でデータファイルを利用しているとき
「個人/兼業」でデータファイルを利用している場合、「決算書種類」が表示され、作成する決算書ごとにそれぞれの一括償却資産の管理をすることができます。
[一括償却資産]ダイアログの各行には、その期に取得した一括償却資産に関するデータのみ入力します。
たとえば、前期に取得した一括償却資産の当期分の償却費は、[前期]の償却費として入力し、当期取得分については、[当期]の償却費として入力します。
●[一括償却資産]ダイアログに表示される項目
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                         項目  | 
                    
                         概要  | 
                
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                         [取得価額]  | 
                    
                         一括償却資産の取得価額の合計が、取得した期ごとに表示されます。  | 
                
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                         [償却基礎額]  | 
                    
                         一括償却資産の償却基礎額の合計が、取得した期ごとに表示されます。  | 
                
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                         [期首償却額累計]  | 
                    
                         期首時点の償却額の累計が表示されます。当期以外は修正することもできます。  | 
                
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                         [普通償却費]  | 
                    
                         一括償却資産に関する普通償却費の合計を、取得した期ごとに入力します。  | 
                
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                         [割増償却費]  | 
                    
                         一括償却資産に関する割増償却費の合計を、取得した期ごとに入力します。  | 
                
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                         [当期償却費合計]  | 
                    
                         [普通償却費]と[割増償却費]の合計が、取得した期ごとに表示されます。  | 
                
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                         [事業専用割合] [貸付割合]  | 
                    
                         一括償却資産に対する事業専用割合(「個人/一般」のときのみ)、または貸付割合(「個人/不動産」のときのみ)を、取得した期ごとに入力します。  | 
                
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                         [期末未償却残高]  | 
                    
                         期末時点の未償却残高が、取得した期ごとに表示されます。  | 
                
ツカエル会計 16以前よりご使用いただいているユーザーの方が、[減価償却費の自動計算及び仕訳作成の対象とする]のチェックを付けた場合、一括償却資産の[期首帳簿額]を入力し、再計算する(詳細)必要があります。